不得手を制するものは

最近の私の課題はもっぱら経済と民法の勉強なのですが、民法はともかく経済なんて何を学んでいるのか想像すらつかない！どうするんだこれは・・・・・・といった状況が1年半ほど続きました。最近ようやく簡単な計算問題なら出来るようになってきたところです。おそらく富士山に例えるなら4~5合目あたりでしょうか、ここまでくればやっとマクロな視点で経済が見渡せて「あ、あそこで言ってたことがここにも応用できるのか」といった今までに無かった嬉しい感覚も出てきました。今が一番面白い時期な気がします。次の試験まで日の余裕もないことはないですしね。

でもほんとうに、いままで文系だし文学部だしの書物系女子だった私にとって経済学っていうのは未知の世界で、カネとヒトという数字が関わっていることとはいえ世の中のことを式にまとめちゃうなんてなんていう学問なんだ！と憤ったり（？）しましたし、初めのころは教科書のページ一桁目辺りから既に「何を言っているか分からない」状態でした。その状態が4か月ほど。授業のDVD が無ければ私は今も教科書の序盤と睨めっこしていたことでしょう。
そんな私が一番初めに経済で面白いと思ったのが貯蓄に関する公式でした。なんてことはない、S（貯蓄）＝Y（所得）－C（消費）といった3文字で表せる易しい式なのですが、よく見ると、所得のうちの消費していない部分はすべて貯蓄である！と言っているではないですか。もちろん現実では財布の中に多めに持っていたり、クレジットカードの支払い用の口座にその月に使った分以上のある程度まとまった額を入れていたりして必ずしも「手元に残っているお金＝貯蓄」という感覚はないのですが、まあ経済学ではそう言いきっちゃうわけです。なんと横暴な、と思いましたけど反論の余地は勿論ありません。逆に私たちが家計簿につけるようなあれやこれや今日買ったセロリ代やトマト缶やら、貯金の口座に入金した額やら、保険費やらは必ず貯蓄か消費のどちらかに二分されるのだと改めて思うと感慨深いような、なんか納得いかないけどするしかないような（笑）
以上今日のつぶやきでした！明日も元気に～いってみよ～！